• テキストサイズ

兄と妹【18禁】

第4章 止められない感情



「…」


兄はその言葉に鋭い眼差しで橘を睨んだ。



そしてすぐ口許を緩め、ニッコリと笑みを浮かべた。




「それじゃ」




私の肩を抱いたまま橘の横を通り過ぎ、
私達はそのまま映画館を後にする。




その後ろ姿をジッと見つめる橘の顔が険しくなると、
拳にギュッと強く力が入った。




「兄貴の顔、じゃねぇよ。アレ」















ーーバタンッ!


そこは繁華街にあるラブホテル。


半ば強引に私を連れて来ると、閉めた部屋の扉に体を押し付けるなり荒々しく唇を塞いできた。




「っ、あん、お兄、ぃ、ちゃん…??」



橘と会ってから様子がおかしい。



何処か苛々してるというか…。




「お兄ぃ、ちゃん」

「柚はアイツと友達なの?」

「え?」

「橘って奴だよ。さっき会った」




兄は私の服を捲り両胸を揉み砕きながら、首筋に口付けをする。




「ん、まぁ…」




橘と関係を持っているなどもちろん言えるはずもなく、
ただ適当にしか返事を返せない自分。


/ 61ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp