第1章 イケナイ気持ち
その感覚に全身が震え、あっ!と大きく叫んだ。
「柚が欲しかったちんぽだぞ。さっきのじゃ物足りなかっただろ?」
兄はそう言うと激しく腰を振り始めた。
パンッパンッパンッ!と体がぶつかり合う音が室内に響き渡ると、それが耳に入れば更に感度が増したような気分になった。
「お兄ちゃん、っ、きもち、いいよぉ…!」
すっかり兄が与える快楽に支配された私の体と心は溶けきっていた。
朝もたっぷり犯されて、
学校に行っている間もテレビ電話で互いに自慰行為を見せ合い、
帰りはトイレでセックス。
こんな生活が早一年も続いている。
ずっと好きだった兄がまさか私の事を好きでいてくれたなんて、未だに信じられないが。
「柚っ、もう、イキそうっ、だ…!」
暫く突き続けていれば私達に絶頂という、最高の瞬間が訪れてくる。
「はぁはぁ、いっ、ぱい、出して…、お兄ちゃんっ…ん!」
目をトロンとさせながら振り返れば、
兄の表情も固く、既に限界が近づいているようだった。
「ぁ、出る‥っ、おまんこにたっぷり出すぞ…っ、ぁあ!」
パンッ!と一段と大きな音の後、兄は最奥まで肉棒を突き上げるとそのまま勢いよく中で射精した。
「っ…!」
兄の分身が子宮に注がれる喜び。
そして自分自身も昇天した快感が全身を震わせる。
ヌプッ…と兄が自身を抜けば、秘部からポタリポタリと精子が床へこぼれ落ちた。
肩で息をする兄が私を抱き締めそのまま唇を重ねてきた。
「ん、はぁ…、ぁ」
舌を絡め濃厚な口付けの後再び強く抱き締めてくる兄。
「柚…、大好きだ」
その言葉があれば、私は何も怖くない。
私は広い兄の背中に腕を回しぎゅと強く抱き付いた。