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【オーバーロード】慈愛の堕天使は王の秘書

第23章 愛…Rー18



わざと焦らすようにゆっくりと中に入ってくるが私のお尻をつかんで浅いところで出し入れするデミウルゴスの宝石のような瞳は私の姿をみて楽しんでいるのが伺える。

こんなのズルい…切ない…イキそうだったところを止めさせて、彼が欲しいと言ったのに…。


「デルの、んっ、意地悪…」

「何がですか?」


ニヤリと笑う彼は本性である悪魔を表に出してきて私は残りわずかな理性をぶち壊した。


「やだ………デルので私の中いっぱいにしてっ、ぐちゃぐちゃに愛してっ」

「っ!喜んで」


答えと共に私の中にズンッと深く、奥まで彼のが入ってきた快楽に耐えられず身体が弓のように仰け反った。


「ひあぁぁぁんっ!」

「ぐっ、レ、ミエル、様、」

「苦し…っ、デルっ、ちょっと、んはぁ♡、まってっ」

「申し訳御座いません!」

「ひああっ、やっ、ダメ、っ、激し…っ!こんなっ、こわれちゃうぅ」

「こんなにも、くっ、魅惑的なお身体を、はっ、前に、私もっ、余裕がない、のです」

「あんっ♡ひぁ、んんっ、はっ、嬉しいっ、あ、やぁ、イ、っ、ダメっ」

「イキそうなのですね、っ、私も、そろそろ、ぐっ、限界、そうです」


言葉を紡ぎながら動きが早くなり、それに答える余裕など皆無で快楽に溺れ、彼にしがみつき共に果てた。



「お身体の具合は…」

「へーき、ヒールが強制発動されてるから」

「申し訳御座いません、御身をこのように扱ってしまうなどっ」

「いいの、貴方は私の何?恋人に身体で愛を語ってはいけないの?」

「そ、そのようなことは…」

「だからいいの。でも、ちょっとは手加減してよね」

「申し訳御座いません…」

「罰として今夜は私を朝まで抱きしめてて」


かわいい罰に微笑んで私を腕の中に閉じ込めた。彼の胸に顔を埋め、彼の匂いと、温もりを感じて瞳を閉じていたら彼が独りでに言葉を紡いだ。


「本当は、手折れてしまいそうで恐ろしかったのです。ですが貴女を欲する欲に敗け、我を忘れ、己が欲のまま貴女を求めた結果がこれです」

「それが男の性でしょう。私は知らない貴方を知れて嬉しかった、それでいいじゃない…」

「…はい、私も同じ気持ちです」


そして長く、濃厚な夜はあと数時間で明けようとしていた
それまでは私は彼の腕の中で平穏な眠りに誘われた。
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