第3章 友達の香り
電車に乗ってからもさっきの話は上手く交わされ、結局なんの話かは教えてもらえなかった
いつか絶対ちゃんと聞かないとなぁ
電車の中では明日の話とかヒーロー科の話をして盛り上がった
「次は〜○○駅〜○○駅〜」
アナウンスが流れる
『それじゃぁ私はここで!また明日ね!』
席を立って扉の方に向かう
「うん、また明日。気をつけて帰るんだよ〜」
栄子ちゃんが手振ってくれる
「また明日」
心操くんは軽く手を挙げて挨拶してくれた
2人と別れの挨拶を交わして電車から降りる
改札を抜けて家に向かう
電車でヒーロー科の話をしてる時心操くんがヒーロー科を受けて落ちちゃった話を聞いた
あんなに凄い個性でも受からなかったなんて、ヒーロー科っていったいどんな凄い人達何だろう
明日も楽しみだなぁなんて思いながら歩いて家に向かった