第3章 友達の香り
私の個性は復活
肌で触れて息を吸うと対象のものが復活する
対象のものは物体なら何でも復活可能
個性を使いすぎると頭痛が起こる
『…簡単に説明するとこんな感じかな?だから手袋してるの。ごめんね、説明下手くそで』
馬鹿な私は説明が苦手。
ちゃんと伝わったかなぁ
「それで手袋…」
心操くんがなるほどと納得した
「難しい個性なんだね、でも噂通り見た目も個性も天使!」
栄子ちゃんの言葉に心操くんが頷く
天使ーーー!?噂通りとは!?
『なんで私が天使??あと噂って?』
ふわふわしてるってことかな
それとも今にも天に召されそう的な!?死にそう的な??
そんな噂が立ってたのかぁ。自分では元気なつもりだったんだけど…
周りからはそう見えるのかな
そういえば心操くん朝私のことみんな知ってるって言ってたな
心操くんが私の名前知ってたのは噂を知ってたから??
「入試の時にはもう噂になってたよ。髪はミルクティー色、色白で華奢。目はクリクリでお人形さんみたいな復見って女の子だって」
栄子ちゃんがニコニコ話してくれる
私とはずいぶん違う特徴だなぁ
髪色は合ってるか
けど、同じなのそれだけだよね?見た目の特徴ほとんど違うし!同姓同名??
人違いじゃない?
そーだよね!絶対人違い!
髪色と名前同じだから間違えたのかな??