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紙一重

第3章 最悪な出会い




「いっ………」



目の前が涙で霞んで顔が強ばる。
まだ何も受け入れたことの無い真白の部分は、悲鳴をあげている。
少し濡れそぼっていたが、それでもまだ足りず膣内はとても狭い。



「やぁ…い、た…いたい…っ!」



泣き叫んでも彼の指は止まらず、狭いところをむりやりこじ開ける様に突き進んでいく。
乾燥した唇に指をつっこんで引き裂いているような感じだ。
息がきれて、涙がぼろぼろ頬を伝う。



「せめぇな」
「ぬい…て…っ」
「けっこう濡れてたけど足りなかったか」



指が奥まで入って動きを止める。
ゆるく動かされても肉が引き攣った様な痛みは止まらない。



もうやだ…いたい、
ごめんなさい………

これは夢、ゆめ…
こんな人しらない、しらないしらないしらない……



真白は痛みから逃げるため、謝罪することで現実逃避を始めた。

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