第1章 光黄・建水♣︎起きてよ建水先輩!
気を取り直して、バッグの中からピコピコハンマーを取り出す。
ピコピコ、ピコン!
建水先輩の頭を叩くが、起きない。
パァン!
クラッカーを鳴らしてみても、起きない。
iPhoneを取り出して、浦正先輩のウゼェ!ボイスを聞かせてみると…いや、ダメだ起きない。
拡張機を取り出して、
光「建水君起きてー!起きてよぉ。起きてー!!」
って叫んでも起きない。
光「こんな大きい音使っても起きないの!?えーもう意味わかんない!」
次は、香水。起きない。
次は、お気に入りの絵本を取り出した。
光「よし、浦正君バージョンで読んでみよう。『しろくまくんのほっとけーき』!!」
数分後。絵本が終わっても、やっぱり建水君は起きなかった。
お坊さんが叩く木魚を使っても起きない。
ビニールテープで音を出しても起きない…。
光「もう!!俺のどSが火を噴くぜ!!」
俺はビニールテープで、建水先輩をぐるぐる巻きにし始めた。それでも起きない建水先輩に、僕は諦めかけた。でも、めげない!建水先輩を起こすんだ!そう自分を振るいたたせて、再び揺さぶりにかかる。