第1章 光黄・建水♣︎起きてよ建水先輩!
今日は珍しく早起きして、いつもより早く朝ご飯を食べた。いつもより早く歯を磨いて、いつもより早く家を出る。
学校に着き、靴を履き替えても、廊下は静かだった。
そしてーーーガラッ
光「よっしゃ1番乗りー!」
と、軽やかに教室に足を踏み入れた。
光「…って、あれ?やっべ、間違えちゃった。 うゎ、一階上じゃん!」
なぜか今日は、教室を間違えてしまったようだ。
光「すいません間違えました!失礼します。」
まぁ、早く来てよかった。誰も居なかったし…
光「…って、あれ?もしかして…建水君じゃね?」
誰も居ないと思っていた教室に、1人の男子生徒が机に突っ伏していた。
光「建水先輩!ですよね?建水先輩ですよね!
あっれ…日直、愛刃建水…。」
黒板を見ると、右端に小さく、『日直・愛刃建水』と書いてあった。
光「なるほどねぇ。日直だから張り切って、こんな朝早くまで…来ちゃったんですねぇ。」
相変わらず、可愛いところがある建水先輩だった。
光「ちょっと建水先輩!起きて下さいよ!建水先輩!!」
呼びかけてみるが、返事は返ってこない。
今度はちょっと怒った声で、
光「ほんとは起きてんだろ?起きろよぉ。」
と言っても、ダメだった。
肩を揺さぶっていると、建水先輩の肩が意外とがっしりしていることに気付く。
自分の肩幅と建水先輩の肩幅を、触って比べてみたり…ペタペタ。ギュッと背中に抱きつくと…あったかい。
光「って、俺なにやってんだろ。恥ずかしい///」