第5章 動物園
な「はぁ・・・」
私はまだ動物園の中にいます。と言っても思わず走り出してから
結構走って動物園の入り口とは一番遠いエリアにいる
そのエリアでも人気のないところのベンチに座っている
まさに人気を避けてきました。
な「なにやってるんだろう私・・・」
思わず走り出して来ちゃったけど、なにもすることがなくなってしまった
これから動物見るような気分でもないし・・・
やっぱり帰ろうかな・・・
とその時、私の頬に冷たいものが当たりました
な「ひゃあ!!!」
見てみると冷えたコーラの缶だった。その缶を当てた張本人は
な「時雨!!??」
し「飲めよ」
な「あ、ありがと」
な、なんか驚きすぎてドキドキする。でもなんで時雨がここにいるんだろう
し「・・・ごめん」
な「え!?なんで時雨が謝るの!?」
し「なんでって・・・泣いてたし」
な「見てたの!?////」
し「見えたし」
な「なっ・・・////」
隠してたつもりだったのに見られてたなんて・・・恥ずかしい/////
な「でも、時雨は悪くないし。謝らなくてもいいよ」
し「・・・そうか」
な「うん!wありがとう。」
し「あぁ」