第4章 話させて(トラファルガー・ロー)
「しかもお前俺の女だとか言いふらしてるそうじゃねぇか」
「あー、前に言ったっけ。それ」
その瞬間また叩かれた。
キャプテンってば動き早いから防げないんだよ。
「いつからお前が俺の女になった!」
「え、なんとなく」
「なんとなくでお前なんかの男にされた俺はどうなる」
「またまたー照れちゃって」
今度は言った瞬間に防御。
叩かれると思った発言をした為に最初っから防御だ。
「"Roo…"」
「わーーーちょっとタンマ!」
「お前が前に風呂入ってる時にあの女から電話が来てたぞ」
「え、ナミちゃん?」
「なんで俺がお前を大切にしろって知らねぇ女に説教されなきゃならねーんだ!」
「わ、ナミちゃん勇気あるー…じゃなくて、能力やめてっ!しぬっ」
「気を楽にしろ。すぐ終わる」
「ちょーーっ!!」
能力、刀を振りかざして鬼のようなキャプテンから逃げる。
ホント、死ぬ気でキャプテンの部屋から飛び出して船内中を鬼ごっこした。
(でねー、キャプテンってばまた怒るんだよ)
(へーそうなの。相変わらず賑やかね)
(そっちには負けるよ)
(でもかっこいいからいいじゃない)
(そうそう、キャプテンってば顔だけは・・・(俺がなんだって、え?))
(あ、またねバイバイ) ガチャリ
(ナミちゃんっ!?見捨てられたー!!)