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【鬼滅の刃】雪夜の花【短・中編集】

第5章 蛇神さまに嫁入りします【伊黒小芭内】



俺は椿姫の身体をそっと離すと、

 「椿姫、俺は椿姫を抱きたい」

椿姫はその言葉に頬を染めると、小さく頷いた。
俺は椿姫の頬に手を伸ばし、頬を撫でると口づけをする。
椿姫の唇を舌先でつつくと、おずおずと口を開く。
俺は椿姫の口内を舌先でなぞると、椿姫はくぐもった声が響く。

 『ん、んぅ…っ』

椿姫は俺の着物の袖口をぎゅっと掴み、ふるふると震えながら口内の愛撫に応えていた。
ちゅっと音を立てて唇を離すと、繋がっていた銀の糸がぷつりと切れた。

 『は、ぁ…はぁ…』

椿姫は目に涙を溜めて、荒くなった息を懸命に整えていた。

 「椿姫」

俺は椿姫の名を呼ぶと、椿姫は視線を合わせる。
椿姫の身体をゆっくり押し倒すと、椿姫は困ったような表情を浮かべた。

 「大丈夫だ、椿姫」

俺は椿姫の両頬に手を当てて、額同士をくっつけるとそう言った。
椿姫はゆっくりと頷くと、手を重ねた。
俺は椿姫の白無垢の合わせに手を伸ばし、ゆっくりと左右に開く。

 『や…はずか、しい…』

椿姫は抵抗するように弱い力で、俺の手を押さえる。
俺は椿姫を安心させるように、触れるだけの口づけを額に、瞼に、頬に、くちびるに落とす。
それに椿姫は抵抗するのを辞めた。

 「いい子だな」

そう言うと、露わになった豊満な胸を上から下へなぞる。

 『ひゃっ』

椿姫は身体をびくりと震わせた。
俺はそのまま胸の飾りに指を滑らせると蕾を撫でる。
すると椿姫の身体はびくびくと震える。

 『あっ、や…ぁっ…』

椿姫は口元に手を持っていき、口元を隠すように声を抑える。

 『んっ…は、ぁ…っ…』

俺は椿姫の手を避けると、耳元に顔を近づけた。

 「椿姫、その声を全て俺に聞かせてほしい」

そう言うと、椿姫は首を横に振りながら

 『やぁ…な、んか…っへん、なの…あっ…』

目に涙を浮かべていた。
その間も椿姫の身体はびくびく震えている。

 「なにも変じゃない、大丈夫」

そう言うと額に触れるだけの口づけをする。

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