• テキストサイズ

【鬼滅の刃】雪夜の花【短・中編集】

第16章 無人島性活を始めましょう♡ ❄︎【炭治郎・無一郎】



❄︎

島を外回りに歩くと、ほぼ丸い形の島だということが分かった。
そして、見かける植物や動物は日本でもよく見られるものと酷似しているが、色や形が違うことがわかった。

植物や動物がそうなら、おそらく魚もそうだろうと容易に連想できる。

『場所によって木が多いね…』

歩きながらぽつりと椿姫が言う。
ここの気候は思いの外暑く、歩き出して然程しないうちに来ていたジャケットを脱いでいる。

「そうだな、落ちている枝とかで救助サインを作ることも考えようか」

島の外側を半周するあたりに、大きな洞窟があるのが見えた。

「ねぇ、炭治郎。あれ、洞窟じゃないかな」

僕は視界に入った洞窟を指差しながらそう言うと、炭治郎も椿姫も頷く。

「中を見てみよう」

炭治郎はそう言うと洞窟に近寄り、中の様子を見てくると洞窟内に入っていく。
洞窟の出入り口はそれなりに広く、さほど暗くないみたいでそのままスタスタと歩いていく。
しばらくすると炭治郎が戻ってきて、

「すごい広いぞ!しばらくここを拠点にしようか」

と、洞窟に入って少し歩いた場所に荷物をどさりと置いた。
僕もそれに習うように荷物を置くと、椿姫もおずおずと荷物を置いた。

『え、っと…これからどうしようか…』

椿姫は視線を彷徨わせながら、ぽつりとそう呟く。
どこか不安気なのは知り合いがいないものありそうだが、人見知りなのもあるのだろう。

「そうだな…まだ半周くらいしかしていないから、残りの半分を探索。そのあと、この周辺を探索しながら食べられるものを探さないと日が沈んでからだと動けなくなるから」

と、炭治郎は考えつつそう言った。

「探索を僕と炭治郎で行こう。椿姫はここで待ってて欲しい」

僕は椿姫を見てそう言うと、椿姫はただ頷いた。

「長い時間探索する予定はないけど、遅くても暗くなる前には帰ってくるから」

僕たちはそういうと洞窟を出て、探索に向かった。

❄︎

/ 281ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp