第9章 水底に沈む❄︎【時透有一郎・無一郎】
それを見た俺は
有「椿姫さん、腰動いてるよ?コレ外すから早く着替えて来なよ、ご飯冷めちゃうから」
そう言うと、俺と無一郎は手と足を拘束していた拘束具を外すと寝室を出ら前に、振り返り
無「あ、椿姫さん。自分でやっちゃダメだよ?」
有「そうそう。自分でやったら気持ち良くさせないからね?」
そう言ってから寝室を出た。
❄︎
『あっ♡は、あぁ…♡』
わたしは飲まされた媚薬に身体が熱くなり、それだけでイってしまいそうになった。
そして、蜜壺に沈められた遠隔ローターの振動がないにも関わらず、蜜壺内に入れられたという事実だけでイってしまう。
手と足を拘束具で拘束されているのも、わたしの興奮素材になっている。
彼らと付き合い始めた頃は、こんな風に思うとは思っていなかった。
彼らに開発されてしまったようだ。
下着が愛液でぐっしょりと濡れて、ヒクヒクとひくついているのが分かった。
あぁ、早く中に入れてほしい…
わたしの頭の中はそれだけになった。
彼らが寝室から出て行き放置されると、ベッドの向かいにある姿見に目がいく。
そこに映るわたしの顔は潤んだ瞳、赤らんだ頬、口の端から唾液を流し、物欲しそうな、それでいて恍惚な表情を浮かべていた。
視線を下に下げると腰をくねくねと動かしているのが目に入った。
恥ずかしい、と思うと同時に変態になっちゃった、と思った。
腰をいくら動かしても、中にある遠隔ローターのスイッチは入らない。
わたしは頭の中で、有一郎くんと無一郎くんに触られるのを思い出す。
『あ…っ♡はぁっ♡』
有一郎くんは強めに胸を揉み、飾りを摘んだり指先で弾く。
無一郎くんはその逆に弱く胸を揉み、強弱をつけつつ飾りを摘む。
それを思い出すだけで、蜜壺の奥がきゅぅっと疼き、愛液がとろりと溢れてまたショーツを濡らす。
有一郎くんの指先が蕾を撫でて、つぷりと蜜壺に入ると弱いところを撫でるように弄る。
無一郎くんの指先が蕾を撫でると、円を書くように、上下に擦るように蕾を弄る。
『あぁっ♡は、あぁっ♡』
わたしの腰がガクガクと揺れる。
さほどしないうちに軽くイってしまった。
しばらくすると有一郎くんと遅れて無一郎くんが部屋に来ると、拘束具を外しリビングに戻ってしまった。
疼く下腹部をそのままに服を着るとリビングに向かった。
❄︎
