第9章 水底に沈む❄︎【時透有一郎・無一郎】
無「あーぁ、これひとりでイってるね」
有「まぁ媚薬飲ませてるしねー」
僕たちは顔を見合わせる。
椿姫さんは最初からこうだったわけではない。
僕たちと付き合い始めてからこうなっていった、という感じだ。
付き合い初めの頃は、恥じらいつつも快感に溺れる清楚な女性だった。
いまではその様子を残しつつも、自分から強請るし、自分でもする。
僕たち好みの清楚ビッチになったのだ。
それに椿姫さんはMっ気もあるらしく、いじめられるのが好きらしい。
これは思わぬ誤算だった。
無「このまま放置しよっか」
有「そうだな、自分でしないように縛っておこうか」
と結論に至り、僕たちはキッチンに移動する前に右手と右足を、左手と左足を拘束具で拘束すると、そのまま放置すると夕飯の支度を始めた。
時折、椿姫さんの嬌声が微かに聞こえてきた。
❄︎
(有一郎視点)
ご飯ができる頃、椿姫さんの様子を見るのに寝室を覗く。
椿姫さんは何度かイっていたのか、履かせたままのショーツや、シーツを濡らし脚をガクガクと小さく震わせていた。
『あっ♡…はぁ…あぁ、っ♡』
有「持続性のない軽い媚薬なのにまだ残ってるの?椿姫さん」
俺は椿姫さんに近づき、ぐっしょりと濡れたショーツの上から蕾を撫でる。
『あぁっ♡』
椿姫さんはそれだけでもイったようで、背中を反らし身体をびくつかせた。
遅れてこちらに来た無一郎は
無「あーぁ、これは凄いね。下着なんの役にもたってないや」
と、言うとふふっと笑った。
無「遠隔ローター、スイッチ入れてないよね?」
有「あぁ、一度も入れてない」
無一郎の疑問に答えると、無一郎は目を細め悪い顔をした。
無「椿姫さん、ホント淫乱になったねぇ…?みんなから椿姫ちゃん先生とか、雪柳先生とか凄く慕われてるのに。こんなにエッチで変態な椿姫先生、みんなが知ったらどうなるのかなぁ?」
と椿姫さんの顔を覗きながら言うと、椿姫さんは困ったような表情を浮かべながら、
『あっ♡や、らぁっ♡はぁ…あぁっ♡』
身を捩るも腰が動き出す。