第3章 ※貴方がほしいもの、私がほしいもの※

「さあ・・・、もっと感じさせてやろう・・・」

「・・・ぁあっ！」

狭い胎内を黒死牟のものが押し入ってくる。それは硬く張り詰めていて、これからどんな快楽をもたらしてくれるのかとキリカは期待に身震いした。

「熱いな・・・」

軽く腰を揺らした。解された花弁は柔らかく、蕩けてしまいそうだ。あまりの心地好さに黒死牟は低く声を洩らした。

「巌勝様・・・」

キリカが切なげに名を呼んだ。促すようにを両手を黒死牟の広い背中に回す。

「急かすな・・・、すぐに・・・」

「んっ・・・、んぅっ・・・」

言い終わらないうちに、一気に奥まで打ち込んだ。待ちわびた感触にキリカが引きつった喘ぎを漏らした。

「どうだ・・・、気分は・・・？」

胎内に深々と入り込んだ黒死牟は腰を動かし始めた。ゆっくりとした動きだが、ぐっと最奥を抉ってはキリカの快楽を煽る。

答える余裕などないキリカは縋りつく両手に力を込め、太腿を黒死牟の腰へ挟みつけた。

「どうだ・・・？」

黒死牟が再び問うた。キリカの双眸をじっと見つめながら低く囁きかける。

視線と声音。それだけでキリカの全身に甘い疼きがじわじわと広がっていくようだ。

「んっ・・・、とても・・・気持ちいいです・・・」

「そうか・・・。もっと哭かせてやろう・・・」

キリカの細腰をがっちりと掴んだ。蜜が溢れる花弁を激しく穿ち始める。

「・・・あっ。あぁっ・・・」

奥まで穿たれると、身体中が悦びに疼いた。疼きを昇華するべく自らも腰をくねらせる。

「あぁっ・・・、・・・っ、もっと・・・」

抽送が激しくなる。花弁は咥え込んだものを逃がすまいと、淫らに絡みついては熱い蜜を溢れさせた。