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【ハイキュー!!】排球人生死愛箱【ハッピーシュガーライフ】

第11章 私がこの世に産み落とされた日


「いやもっと前だろ。俺が小五衝撃すぎて#れいか#に言った時あんま動揺してなかったじゃねーか。……よくよく考えたら俺小さい時の今と変わらずの天使の#れいか#ちゃんの夢ぶっ壊そうとしてたクソガキじゃね」
「今と対して変わらないと思う」
「おいコラ」
『そうだっけ?覚えてないかも』

笑いながら、どちらかと言うと失笑しながらまたシチューを飲む#れいか#。黒尾はチキンを豪快に食べながら考える。

「いやだってな?俺マジでいると思ったんだよ。マジで。なのにぶち壊された時はもう悲しかったわ」

『クロはいつ知ったの?サンタが居ないって』
「うーんと確か……」


《今時ねぇ?サンタなんか信じてるお子さんも少ないでしょ。サンタは本当に居なくて自分達の親だってことを》


テレビから聞こえる髪の少ないおじさんが笑いながら言う。少しの沈黙の後、黒尾は叫んだ。

「コイツだーー!丁度!ガチでコイツ!昔俺が純粋だった時、今とまんまの言葉言ってたんだよ!」

座っている椅子から立ち上がり、テレビを指さす黒尾。行儀悪い!と母に怒られ黒尾はゆっくりと座る。

「いや、コイツだ。犯人はコイツ。いやまじでぶっ潰すぞコイツ」
「現在進行形で犯罪者になろうとしてるよクロ」
『はは、こんな偶然あるんだね』

悔しそうにチキンを食いしばる黒尾を見て、#れいか#は孤爪に研磨はいつ知ったの?と聞く。

「……多分、自分で気付いたんだと思う。信じてた時もあったけど、なんか妙で」
『へー…さすが』
「ふふ、#れいか#は覚えてないの?」

そんな孤爪の声に、黒尾も気になっていたのか目を向ける。

『え、ええっと……多分私も自分で、かな』
「ほら、俺が一番純粋だったんだよ」
「これに関しては不本意だよ。クロは頭が悪いだけ」
「おい研磨今その言葉全国民の純粋な子に喧嘩売ったことになるんだぞ」
「売ってない」
「買うけど!?」
「そのヤンキーみたいなのやめて」
「なんだとコラ!」
『煩い』

#れいか#の一言で皆口を閉じる。

『も〜すぐ言い合いになっちゃうんだから。今日は誰の誕生日よ』
「#れいか#に決まってるだろ!」
『うーん……純粋な返事は求めてなくてね?』
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