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【ハイキュー!!】排球人生死愛箱【ハッピーシュガーライフ】

第9章 TRICK OR TREAT!


「……前もクロの髪型が無理で諦めてたじゃん」
『じゃ、じゃあクロ!私の付けてみる?あ、でも小さいか……』
「どーせ、どーせ俺には無理ですよ……」
「急にテンション下がった……」

神は俺を見放したんだ…と目を伏せながら言う黒尾を二人は冷たい目で見つめた。

「変態の次は中二病?だったら変態卒業からにしてよ。手がつけられない」
『そう言えばクロ中学二年生かぁ』

丁度その時期なのかもね、と孤爪が言うと#れいか#が静かに頷く。

「優しさの欠片もないなお前ら!#れいか#ちゃんは何なの⁉悪魔だからなの⁉もっとしていいよ!」

腕を広げて、#れいか#を待ち構える黒尾に孤爪と#れいか#は頭を抑える。

『変態で中二病……?もうこれどうしたらいいの』
「もう手遅れ」
『ふふ、助けようともしてないじゃん』

クロだからね、と笑顔で笑い合いながら孤爪と#れいか#は言う。謎に良い雰囲気に黒尾は二人の間に割り込む。

「#れいか#と微笑んでハッピーエンドを迎えるのは俺のポジションだから」
「クロ退いて邪魔」
「邪魔!?」

現在状況もポジションも込で孤爪は言う。嫌味満タンに言われ、黒尾は肩を下ろす。

『クロは何が似合うかなぁ。ヴァンパイアとか?……うわ、血ィ吸うの?まんま中二病じゃん』
「うわ……」
「なんで勝手に想像されて引かれるんだよ!……まぁでもヴァンパイアかぁ。被り物ないし、マントだけだからな」
「ミイラとかは?トイレットペーパー巻けばいいよ」
「雑」

見せ方によるよね、#れいか#はそう言うと雰囲気に合う人はかっこいいよ、と孤爪は言う。俺なんかした?と本気で疑問に思う黒尾に#れいか#と孤爪は笑う。

『そんな真剣に考えなくても……ふふ、でもヴァンパイアいいじゃん。似合いそう』
「……まぁ、意外とね」

そう孤爪と#れいか#は微笑みながら言う。

「あ、マジ?実はさぁ、俺もイケんじゃね?って思ってたの。まず俺の顔的にさ?イケんじゃん?カッコいいし」

ニコニコと語る黒尾を孤爪と#れいか#は笑顔のまま硬化し、違う話題に変える。

「ま、研磨は猫だな。黒猫」
「……悪い気はしない」

今まさに被っている猫のカチューシャ。少し幼いように感じられるが、彼の黒髪とよく似合っている。
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