第7章 ※なつき度MAX
「ねぇ…いやだっていってるのにぃ…!」
相当恥ずかしいのか、また腕で顔を隠している。もしかしたら泣いているのかもしれない。
「大丈夫だって…」
安心させるように優しく声をかける。
グショグショになったそこは、汗の匂いと甘酸っぱい匂いが混ざり合い、オレの本能をかき乱す。舌で愛液を掬えば、媚薬みたいに興奮が全身を駆け巡った。脳に刻みつけるように、ナナの味を貪る。
「やめて…いやぁ…ッ、あっ…あっ」
うねる腰を腕で押さえ込むと、イヤイヤしながらも、快感に抗えずに可愛い声で鳴き出した。
「もぉ…ひどいっ……うぅっ…」
声に涙が混じっている。けど、オレにとってはそれすらも興奮材料だ。
溢れる蜜に唇をつけ、じゅるじゅると音を立てて吸い付く。刺激が強いのか、舌を動かすたびに入口をひくひくさせている。ナナの味と匂いがオレの欲望を暴走させる。
「…オレ、お前の味好きだ…」
「うそ…!もぉやだ…へんたい…!」
失礼な発言はスルーして、舌で丹念に愛液を舐めとる。
何もかも愛おしくてたまらないのに、全部が大好きなのに、なんでこんな簡単なことが伝わらねぇんだろうな。