【R-18】バリケードの内側で【ウーユリーフの処方箋】
第2章 初めての…【ミト&ノゾミ】
ミトはしばらくそのまま撫でていてくれて、ノゾミは押さえつけるのをやめて手を握ってくれていた。
やがてある程度圧迫感に慣れ、痛みが薄れてきた頃。
「動くよ」
の一言とともにゆっくり、様子を窺うように律動が開始された。
先程ノゾミにいじめられた所と奥の壁にまんべんなく刺激が加わって、甘い声が漏れてしまう。
「ぅ…中、すごい…気持ちいい」
「メイさんも気持ちいいですか?」
「っん…っ」
言葉を発するのも難しくてゆるゆると首を縦に振ると、ミトが嬉しそうな、でも辛そうな顔をした。
「…優しくしようと思ったけど…無理そう」
律動のペースが急に速くなり、肌と肌のぶつかる音が狭い室内に響き渡る。
「ミトっ…はげし…んっ!」
リズミカルに抽送を繰り返しながら、再びキスをされて舌を絡められる。
ぱちゅ、ぱちゅ…
気持ちいい。身体中が蕩けてしまいそう。
また大波が押し寄せる気配がした。
「ぷは…ミト…ミト…っもう…」
「イキそう?…僕も、一緒に…っ」
「イ…くっ…あっ…ん~~~~~っ!!」
一層激しくなる動きと比例して上ってくる快感を溶かしあうように、私たちはキスしてきつく抱擁しながら同時に果てた。