【R-18】バリケードの内側で【ウーユリーフの処方箋】
第2章 初めての…【ミト&ノゾミ】
「さて、そろそろ良さそうですよ」
「わかった」
余韻でボーっとする中で、ちゅぱ、とミトが胸から離れて私の足元に移動する気配がした。
そしてカチャカチャと何やら金属音がしてから覆い被さられる。
「痛かったら言って」
優しい声で伝えられた言葉の意味を理解する前に、蜜の溢れかえったそこに指とは明らかに違う何かが当てられた。
もっと太くて、硬くて、熱い。
その正体に気付いてしまった瞬間、意識が引き戻される。
「やめて!ミト!嫌!」
「おっと、じっとしてないと痛いですよ」
慌てて起き上がろうとしたがノゾミに両腕を押さえつけられてしまった。
逃げられない。
恐怖と絶望で涙が再び溢れる。
「メイちゃん…」
ミトが申し訳なさそうな顔で近付いてきて、濡れた頬にキスをした。
それから真正面に来て、いつも前髪で隠れていた彼の目が、初めて見えた。
欲情して濡れたグリーンの瞳。
上気した頬。
普段の彼との著しいギャップに、また心臓が跳ねて涙が止まる。
「ごめん。もう我慢の限界」
刺激的すぎる姿に目を奪われていると、大きな異物がゆっくり侵入してきた。
メリメリと音がしそうなほどの圧迫感に、息が詰まる。
「ぃ…たいっ…」
「っは…きつ……力、抜いて」
「む、り…っ」
力なんて抜けるわけがない。痛みと圧迫感を逃すので精一杯だ。
「!?」
突然噛みつくように口づけられ、驚いて空いた隙間から舌が割り入ってくる。
「んん…っん、ぅ」
器用に舌を絡め取られ、口中を蹂躙される。
艶めかしい感覚にまた下腹部が疼く。
「ちょっとミトさん…初めては差し上げたんですからファーストキスぐらい俺に下さってもいいじゃないですか」
「ん…ふ、…っ~~~~~!!」
舌遣いに夢中になっていると、異物が一気に最奥に到達した。
一際強い痛みを感じた…のに、同時にもっと強い快感に襲われ、目の前がチカチカする。
「…入った…よく頑張ったね」
最奥に押し付けられたまま頭を撫でられる。
頭も身体も気持ちよくて、おかしくなりそうだ。