第1章 胡蝶しのぶ
男の子を家に送りとどけた後しのぶは気になっていたことを里奈にきいた
「あなた‥‥鬼ですよね?」
里奈は頷いた
「あなたの名前を聞いてませんでしたね」
「あ‥えっと 里奈と言います」
里奈は改めて自己紹介をした
「鬼なのになぜ鬼殺隊に?」
里奈は兄のことをしのぶに話した
「‥お兄さんが鬼に襲われたんですね‥」
「兄を殺した鬼にあって復讐したいんです‥」
「それだけですか?」
「え?」
里奈は首を傾げた
「復讐のためだけに鬼殺隊に入ったのですかと聞いています」
「‥じゃあしのぶさんはなぜ柱に」
「私には姉がいました」
「姉‥?」
しのぶは頷いた
「姉は優しかった‥鬼と仲良くなれたらってそんなことを言ってました‥」