第3章 一話
テヒョンをさらった男が、彼を起動した。
【起動中....起動中....まもなく起動します。】
すると、ゆっくりと彼は瞳を開けた。
『よっ青年くん。目を覚ましたかい?僕は、キム・ソクジン。君のご主人様だよ?ジンって呼んで?』
「ジン....?」
JIN「うん!そうだな...君にも名前を付けてあげる...。キラってどうかな?カッコイイと思わない?」
「僕の名前は今日から"キラ"ですか?」
JIN「そうだよ?」
TH「よろしければ個人情報を登録して貰ってもよろしいですか?」
JIN「登録したら完全に僕のモノ?」
TH「はい。ジンの指示に従います。」
JIN「そっか。」
とソクジンをクックック....と不気味に笑った。
JIN「よし!これで登録完了!ね〜?お願いがあるんだけど...。」
TH「何でしょう?」
JIN「俳優、パク・ジミンをヤッテきてくれないかな?」
TH「ヤるとは....?」
JIN「息の根を止めること...。キラの好きなように息の根を止めて来てよ。」
TH「分かりました。ジンの仰せのままに...。」
JIN「あー後!絶対バレるんじゃないよ?バレたらお前はバラバラだ。」
TH「バラバラ...?」
JIN「そう"バラバラ..."バラバラにされたくないでしょう?」
TH「はい。」
JIN「うん、明日から決行してね?」
TH「はい。」
と立ち去った彼を見送って、博士に報告しようとしてダブレットが無い事に気付いた。
(何処やったんだろ....?)
と目を瞑って居場所を探り当てた。
TH「女性の家....。」
何故女性の家にあるのか....前は女性の家に暮らしてた...?
その時の出来事が全く思い出せなかった。
TH「明日、返して貰おう....。」
とジンが用意してくれた部屋で休むことにした。