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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第22章 月と馬


ー穂波sideー





「うわっすみません!!!」





学食で思いっきり水を浴びた。
何人分かの水を運んでいた1年生がつまずいた先にわたしが居たという。
コメディ展開。






『…ひゃあ………笑 あはははっ 笑』

「うわっ、まじですみません!」

『いやいや、わたしは大丈夫。君は大丈夫?』

「いやいや俺は何も… 俺ここちゃんと片付けますんで、着替えてきてください!
本当にすみませんっした!」

『それもそだね… わたしから垂れてるもんね。笑
じゃあお言葉に甘えて、ちょっと着替えてきます。滑らないようにね』





…とはいえ、どうしよ。これわたし歩くと水垂れるよね…






「穂波ちゃん、俺着替えとってくるわ。トイレで待ってな」

『あ、うん。でも、着替えって?』

「おれのクロTと研磨のショーパンでいい?…つってもあれか、下もいっちゃってるか」

『………』

「もう荷物まとめてるだろ?カバンごと持ってくるわ。
ウェアは今日の分、それしかねぇんだろ?じゃ、そこのトイレで」

『あ、うん。ありがとう』















「おーいいじゃんいいじゃん。想像以上」

「…クロ」




研磨くんからトイレでタオルと着替えとカバンを受け取って、
着替えて外に出ると、クロさんと研磨くんが待っててくれた。





「彼シャツってやつ♡シャツ俺のだけど。最終日にいいご褒美だわ〜」

『研磨くんもクロさんもありがとう。洗って返すね』

「洗わなくてもいいよ〜」

「クロ」

『…ふふ』

「…もうそのまま部活行っていいって、食堂の人が言ってた」

『うそ。でも、最後だし挨拶してくる。先行ってていいよ。
クロさん走って取りに行ってくれてありがとう』

「へーい」




食堂に戻って、食堂のおばさんや保護者の方に挨拶をして、
それからさっきぶつかった森然の子にも片付けしてくれてありがとうって言いに行く。









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