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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第21章 スイカ





穂波と外を散歩して戻ってきて
階段のとこでキスして分かれた。




もうおれも寝よーって思ってたら、
前から烏野の眼鏡、月島がきた。





「あ、こんばんは。 …ちょっといいですか」

「…え」






…いや、ちょっとよくないかな






「いや、おれ眠いから、…ごめん」

「えっ いや、ちょっと… すぐ済むんで」






…えー………






「…ん。ここでいいの」

「あ、少し離れたところまで歩きながらでも…」









各校の寝る部屋から離れるように廊下を歩いてく









「順を追って端的に話すと… 僕穂波さんのことが好きです」

「…はぁ」







そんなことわかってるから、別にいいのに。







「…で、昨日寝てる穂波さんにキスしました」

「………」

「あ、最初はあっちからです。でも完全に寝てました。
何度も好きとか、あなたの名前呼んだりしながら甘えてるみたいな感じでした。
寝顔がみたくて、顔を近づけてたら、そっとキスされて。
で、すみません。止められなかったです」

「…ん」

「すごい、孤爪さんのこと好きなんだなってのが十分伝わってきて、
もう穂波さんが知らないうちにキスして終わりにしようかな、
とか思ったんですけど、ちょっとそれも無理みたいで」

「………」

「まとまりないけど、この話はこれで以上です。
ほんと、穂波さん何も覚えてないようだったので」

「………」

「…で、今朝、宮城で会うみたいな話になったんですけど」

「…ん、聞いた」

「連絡先、聞いてもいいですか?穂波さんに」

「…ん、それはおれ、関係ないから」

「関係ないんですか?…ちょっとよくわかんないですけど」

「まぁ、いいよ。おれも寝顔みててキスしちゃったことあるし… ほっぺだけど…
昨日のことはしょうがなかったんじゃない。
昨日みたいな状況じゃなかったらしないでしょ、無理やりとか。無理やりじゃなければ、別にいい。
だから連絡先聞いて、穂波が渡したならそれでいい」

「僕、もし一度断られてもうまいこと聞き出すつもりですけど、ほんとにいいですか?」

「…はぁ…… いいよ、おれのだけどおれのじゃないから。そんな縛る気ない」










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