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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第20章 banana pancakes


ー穂波sideー






「…食べてもいい? 穂波のこと」







………へっ?






『なっ なっ………』

「………」





研磨くんがじりじりと詰め寄ってくる。
隣同士で座ってて …空いてた間隔がなくなっていく





『…なんで? …え、なんて?』

「…おいしいから、食べたくなる。 食べてもいい?」

『…ふぇ』







唇が重なる。
さっき食べたプリンの甘い匂い。








気がつくと背中が床に着いていて
研磨くんの顔の向こうには天井が見える







「…ねぇ、いい?」

『…えっ うん。 うん、どうぞ』

「…ふ 笑」






あまりの急展開と研磨くんの唐突の表現に、
あばあばしきったのち、色気もなにもない返事をしてしまった






「…ん。 …じゃ、遠慮なく」







覆い被さった研磨くんの顔が近づいてきて、
唇が重なる… かと思ったら、
そのまま斜め下に逸れて首筋をすんすんされる







『…ひぁ………』







…なんかいろいろ予想外で全然着いていけないぞ







「…服、邪魔」







そう呟いて、するするとTシャツもショートパンツも脱がされた
…昨日はワンピース着たままだったのに
おかしな研磨くんだ。  

…食べてもいい?って言ってただけに… お菓子な………







「…なに笑ってるの?」

『へっ』







ダジャレ考えて笑っちゃってたとか… やばい
これは絶対に、








『福永くんのっ』

「は?」

『福永くんの影響で、ダジャレを考えてしまってた』

「………」

『聞かないでね』

「…笑 聞かせて」

『…うぅ……』

「…ふ 笑 …でも穂波」

『…ん?』

「おれ普通に独占欲あるから。 こんな時に他の男の名前出さないでね。 一瞬キレそうだった」

『…あっ …ごめん ぇと…』

「ダジャレ聞かせてくれたら許す」

『………いやぁ、ちょっとそれは また 自信作をお届けします』

「ふはッ 笑 まーいいや。別に福永のこと思い出してたわけじゃないし」

『………』








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