第5章 夏
*裏*(〜P86)
麦茶とグラスを持って穂波の部屋に戻る。
「お茶持ってきた、穂波も飲むと思って」
『…うん、ありがとう。』
『………電気、消す?』
麦茶を飲みに立ち上がった穂波が聞いてきた。
「…どっちでもいいよ」
『研磨くんの顔みてたい』
「………ん」
『でも小さい電気にするね、あ、キャンドルがもいいかも…』
そう言って穂波は大きくて綺麗な色のキャンドル3本に火をつけ、
部屋の灯りを消した。
光が揺れて、綺麗だ。
ベッドに座ってもう一度キスをし、
ゆっくりと穂波を押し倒し覆いかぶさる
「…おれ、初めてだし…してほしいことあったら言って」
『…さっきみたいに研磨くんがしたいこと、して。
触って?もうそれだけで…気持ちいい…』
「…ん」
首筋に一度キスを落とし、
胸元にかけて、口づけながら舌を這わせ移動する
穂波の手に右手を絡め、左手で裾を捲り上げ、
太腿やお尻の感触を味わうように撫で回す
穂波は声をあまり出さないながらも、
どんどん乱れる呼吸の音や
たまに漏れる小さな声が聞こえるので気持ち良くできてるのかな、と安心するとともに興奮する…
小さなボタンだったから
片手では出来ず両手を使ってワンピースのボタンを外していった
白い下着からみえる谷間にキスを落とし、
背中に手を回してホックを外す…
露わになった胸を下から上へ持ち上げるように揉みながら
服の上からしたように、指で突起に刺激を与えると
穂波は身体をピクッとさせた。
手の動きはそのままに、口付けをする。
貪るように互いに舌を絡ませ、舌に吸い付く…
息継ぎのたびに濡れたリップ音がして唆られる。
唇から離れ、
胸の膨らみに舌を這わせ、そして突起に吸い付くと、
『…アッ…ゥンン』
今までで一番いやらしい反応だったので、
たくさん舌で弄んでみる
ピチャピチャと音を立てながら、舌で優しく転がし…
もう片方の突起には指で刺激を与え続ける…
『………んっ……あっ…あ………』
気づくと穂波は太ももを擦り合わせていて、
その動きは異様にゾクゾクとおれを興奮させた