第17章 GW
ー研磨sideー
昨日帰ってからやっぱゲームもちょっとしたくて、
寝るのが遅くなった。
学校ぎりぎり遅刻せずにいけたけどすごい眠くて
昼休みに寝ることにしたら、
穂波も寝ちゃったみたいで。
そこまではいいんだけど、
また誰も起こしてくれなかったみたいで
リエーフが声かけてくれたときはもう5限が始まってた。
英語の授業で、日本人の先生がいなくて
ALTの人がおれらが教室にはいるやいなや
なんか英語で言ってきて、
穂波が普通に答えて普通に授業が始まった。
あとから夜久くんとか海くんが言ってたけど
あの先生、ゆる〜いけど結構しつこい&実践重視の人だから
会話を成立させるまでなかなか逃がしてくれないらしい。
去年はあの人の授業なかったから知らなかった。
…穂波がいてよかった。
「研磨さーん、今日俺に助けられましたー?」
「…あ、リエーフ。 うん、助かった」
「研磨さんって意外とっていうか、結構大胆っすね!今日も中庭で穂波ちゃんにキスしてましたよね!
あのあとクラスの子とかきゃーきゃー言ってましたよ」
「…………」
「リエーフ、お前そっちじゃねー!まずはレシーブだっつってんだろーが!」
「黒尾さん!俺もスパイク打ちたいっス!」
リエーフは夜久くんとクロにいろいろ教え込まれてる。
がんばれー
…はぁ、眠い。
今日は早く寝よ。