• テキストサイズ

【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第17章 GW


ー穂波sideー




GW明け、月曜日の朝は朝練はお休みだったみたいで、
研磨くんはとても眠そうにぎりぎりの時間に登校してきた。







「穂波、…はよ」

『うん、おはよう。おかえり』






それだけ言葉を交わしたとこで担任の先生が入ってきた。













「穂波、今日中庭がいい」






4限が終わるや否や研磨くんが後ろから言う。






『うん、中庭行こっか。横になりたいよね』









芝生のとこで一緒にお弁当を食べた。
研磨くんは少し残して、こてんと横になる。






「…ネムイ」

『うん、寝てどうぞ。起こしますよ』

「…ん。 ひざ」

『…ん?』

「膝借りてもいい?重い?」

『…ううん、いつでもどうぞ』

「…ん」






研磨くんはわたしの太腿の上に、上を向いて頭を乗せると
目を瞑って眠りに落ちていく。

…かわいい。








本を読みながら、ちらちらと寝顔をのぞいてしまう。








あーわたしも眠くなってくる。
でも、今寝ちゃうとまた1年の時みたいになりかねない。
ほっぺをぱんぱんと叩いて眠気に抗いながら、
また本へと目を落とす。


















「穂波ちゃーん、研磨さーん」






リエーフくんの声がする。

眠い目を擦りながら顔を上げて探すけど、
リエーフくんはいない。

…あれ、わたし結局寝ちゃってた?







「おーい、こっちですよー」








リエーフくんは教室から声をかけていた。
…ってあれ? 

リエーフくんの教室には1年生がみんな席についてる。

こっちをみてる子もいる。




教団には先生もいる





…ん?









/ 1804ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp