第15章 さくら
「…穂波ッ、おれさ」
『…んッ?………』
研磨くんは顔の横に手をついて身体を起こし、
どんどんと腰の動きが大きくなっていく
「…いや、 ッ……やっぱなんでもない………」
『…? …ん。 ………あッ』
…何を言おうとしたんだろう
何かを言うのをやめた研磨くんは、
腕をわたしの肩の下にまわし、深く口付けてくれる。
腰の動きはどんどん速くなり、
口の中では舌が絡み合う
息が上がってくるしいのに、
気持ちよくてキスから離れられない
お互いに求め合うように
舌を絡めながら
奥深くにぐっぐっぐっと押し当てられた
「…ッ……」
『……んッ……』
声にならない音が2人の喉から漏れる
わたしの内側はきゅううとしまり小刻みに揺れ、
研磨くんの白欲がどくどくと吐き出されるのを感じる