• テキストサイズ

【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第15章 さくら







研磨くんは優しく唇に口付けてくれる








髪を撫で、頬を撫で、身体を撫でながら
いつのまにか膜を纏っているそれを
ゆっくりと沈めていく








深いところまで研磨くんのが繋がって
さっきまでの全部。

優しい優しい全部に胸がいっぱいになる








「…穂波の全部。 なにもかも」

『…?』

「…………」







どこにむかって、喋ってるんだろう

わからないけど、たっぷりの愛を感じる








「…穂波」








今度はしっかりとわたしに向けられた声









「すき」









すごくあったかくてやさしくて、
もう十分過ぎるほどに満たされていたから
その眼差しとたった2文字の言葉に、涙が溢れてくる









『…ん ありがとう』

「…ん」









そっと涙を拭き取ってくれて
ゆっくりと腰が動き出す

優しく、深く…









内側の感触を確かめるように優しく滑らせてから、
深く繋がったところで小刻みに腰が動く







腕を広げると研磨くんは腰をかがめてくれる
背中に手を回して抱きしめる








肌と肌がいっぱいくっついて、
奥までしっかり繋がって、
気持ちいいだけじゃない。

すっごく満たされていく

溢れても溢れてもなくならない、
溢れた分は身体の隅々にしみ込んでいくような…

あったかいもの










/ 1804ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp