第14章 blooming
ー穂波sideー
気持ち良すぎて頭が真っ白になったことは覚えてる
それから、わたしは… 寝てたの?
気を失ってた?
頭の中ががやがやと煩くなりそうなとこだったけど
研磨くんの心地よい声にぷかぷか浮いてるみたいな気分、
すごく落ち着いていられる。
お水を持ってきた研磨くんは
ソファには座らずわたしの頭のそばでしゃがんだ
優しく頭を撫でながらじっと目を見つめられる
「大丈夫?」
『…あ、うん。心配かけてごめんね。すごく元気』
「よかった」
『…あの、それで ……その…』
「…ん?」
『とっても気持ちよかった… ことは覚えてるんだけど』
「 ? 」
『………どこまでしたのだっけ …その、えっと』
「…最後までしたよ。 おれも気持ちよかった。 穂波かわいかった。
かわいくて止められなくてごめんね」
『へっ …え、ううんっ』
「…ふ 笑 今日はもう休も」
『………研磨くんは、もうできない?』
「ん?」
『…まだ、研磨くんがほしい』
「………」
『…でも、ね………』
「………」
『…あ、えっと あっSUITSみる? …それとも』
「…ふっ 笑」
『…………』
「…ほんとに大丈夫なの?」
『うん 元気』
「………おれも続きしたい」
『…続き?』
「…さっき嘘ついた。最後までしてない。 でも気持ちよかったのとかわいかったのはほんと」
『………』
「…ここでする?」
『…ここでもする』
「………」
『…ダメ?』
「………ッ…」
ソファに座ろうと立ち上がった研磨くんのズボンの上から優しく触れる
…途中で止めさせちゃったんだ
それなのにあんなに優しく待っててくれて…
愛おしい気持ちいっぱいで
研磨くんのを両手で撫でてると
だんだんと硬さを取り戻してくる
そっとズボンに手をかけ下にさげ、
下着から研磨くんのを取り出す