第14章 blooming

奥まではいると、腰を動かさずに
頬に手を伸ばし触れてくれる







「…何だった？」

『…ん？』

「何か言おうとしてた…」

『…わたし、研磨くんの目、大好き。　…目も、大好き。　全部全部大好き』








朝聞かれてたのの…返事。　…今更だけど

腕を伸ばしてキスをせがむ








「…ん」








口を塞ぐかのように、深く吸いつくようなキス
でも決して乱暴じゃなくて、優しい…









唇を離して、研磨くんはまた　
片足をソファについて立った姿勢で膝をかがめて　ゆっくりと腰を動かし始める

手は太腿と胸に添えられてる








時々目を閉じながら　色っぽい顔で　感じてる
研磨くんのこの表情を、わたしの身体が引き出してるなんて…








『…あっ… んんッ………』








律動が速くなってく…

しっかり気持ちいいところを擦られて…
深くまでは突かれてないのだけど　もう、十分に気持ちいい







『…あッ………』







ぐっと、奥に当てるように　深く突かれた







「…ぁー………」






研磨くんの動きがとまる
止まってると、わたしの中に収まってる研磨くんのの脈動がよくわかる。

…どうしてこんなに愛おしいんだろう









それからまた、腰が動き出す

ゆっくりとぎりぎりのとこまで抜いて
ずんっと奥までひとつきにされる







『…んっ………』

「……ッ……」







突かれる感覚というより
決して雑ではないんだけど
いつもより少し乱暴なその動きに　ゾクゾクする。

乱暴にされたいわけじゃないけど…
ほんとに乱暴にされてるわけじゃないから… かな