第14章 blooming
『…ん?』
後ろを振り向くと
研磨くんがわたしの髪を耳にかける
「…エッチしよ」
『…ふぇ?』
ストレートで唐突な誘いに間抜けな声が出てしまう
研磨くんは腰をかがめて
わたしの唇を奪った
角度を変えて何度も 何度も 啄むように
キスが熱を帯びていく…
身体の向きを変えて膝で立ち、研磨くんの顔を両手で包む
あれだけ実直に誘ってきただけあって
研磨くんは躊躇なく
わたしのパジャマに手をかけて脱がせていく
上も、下も…
『…んっ………』
首筋を研磨くんの舌が這う
キリッと痛みが走る
研磨くんが強く吸い付いた
耳のすこし下、
顎と首の境目の辺り
研磨くんは必ず見えるところにキスマークをつける…気がする。
脚とか身体とか、見えないとこにもつけることはあるけど、
水着着るからって胸元にもつけたこともあったナ…
唇を離すと
確認するかのように指でつーとなぞる
研磨くんの上衣に手をかけて脱がせていく
線は細いけど、
筋肉はちゃんとある、綺麗な身体…
研磨くんの肌の上で
指を遊ばせる
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