第14章 blooming

『…ん、気持ち良い？』






そんなとこからそんな角度で見つめて
そんなこと聞かないでよ…





「…ん………ちょっ…と」

『…ふふ』





クスッと微笑みながら手の動きを早めようとするから、
手首を掴んで止める





「…ちょっと、待って。ポケットにゴムあるから。　…挿れたい」

『…え、…あ　……うん』





今の今まで自分がしてたことと
今の恥じらい方が矛盾してて…
こういうところ、ほんとにかわいい





『研磨くん、寒くない？』

「…ん、足浸かってたから平気」

『じゃあ、追い焚きする。研磨くんまたここ座って？』

「…ん」






また、手摺りに座るよう促された






穂波は俺の首に腕を回して跨り、耳元で

『支えてね』

って呟く。
何かよくわかんないけどゾクゾクする…





腰に腕を回して支えるようにすると
両足を手摺りに乗せて跨った

うわ…すごいバランス
だけど意外と安定してるかも…

手を使わずに穂波は腰を動かして挿入する





ゆっくりと腰を沈め根元まではいった

…これおれ動けないやつだ






穂波はゆっくりと腰を動かす
擦り上げるように　奥にあたるのを味わうように…



すごい…いやらしいな…
体勢も、表情も、動きも…





『…ンぁっ………』






溢れる声も、荒ぐ呼吸も……
風呂場だから余計に響くし。





その全部と
単純に与えられてる快感とが合わさってやばい…






「…んー………」

『研磨くん、気持ち良い？』

「…ん」






擦り上げるようにして動いていた腰が
膝も使って上下に動き出す





『…あっ…んン………ぁ…』





腰に添えてる腕にもうすこし力を入れると
ゆっくりとバランスを掴むようにピストンしてたのが
どんどん速くなってくる







「…あ、ちょっと　　え…」

『…んッ………あっ……』







こんなとこでこんな動きできるの








「…穂波 、ちょっと……」






おれこれ今日何回言ったんだろ…