第13章 16
ー穂波sideー
誕生日、とっても幸せだった。
研磨くんとお出かけもできたし
家で家族とも過ごせた。
研磨くんと家でだらだらも出来たし…
心身共に満たされたほんとに素敵な一日だったナ
…誕生日の次の日の朝ってなんだかそれはそれで特別だ。
この朝を一緒に迎えれることもすごく嬉しい。
スコーンを焼いて一緒に食べて、
研磨くんはいつものように部活へ行った。
朝一緒にゆっくりもしたいけど、
この日常に溶け込んだ 非日常がたまらなく愛おしく
きらきらとして眩しいほど
幸せを噛みしめてる。
朝、着替える時。
洗濯物を取りに行くとき。
部屋の鏡の前を通る時。
…ていうか鏡がないところでも
首にかけられたネックレスを指で触って押し寄せるような幸せの波に浸る。
…わたしは本当に幸せものだ