第10章 2012
*裏(〜P371)
ー研磨sideー
『…やっぱ少しだけ寒いかも。…熱くして?…もう、すでに欲しい』
………もう、いいの?
「…ん」
おれのももう硬くなってるから…
下着を脱がせて、ゴムをつけたおれのをあてがう
ほんとにトロトロしてて
先っぽで少し撫でるように絡めとって
蕾に擦りける
『…ぁ………』
「……ん…」
…擦ってるだけでおれも気持ちいい
しばらく挿入せずにそうしていると
『…研磨くん………もう、欲しい…』
「ん?」
『…もう、挿れて?』
「…ん」
ゆっくりと沈めていく
根元まで入ると
そのまま動かずにしばらく穂波の顔を見つめる
明るいからよく見える
顔にかかった髪の毛をよけて、
頬を撫でる
穂波の手がその上に重なる
…かわいい
ゆっくりと腰を動かす
抜いては奥に押し込むみたいに
片手を穂波の腰に回して
体を倒して首筋に舌を這わせる
口付けしたり、息をふきかけたり…
『………ん…』
鎖骨の近くに強く吸い付いて、痕をつける。
赤い斑。おれの。おれだけの。
腰の動きが速くなる。
「…っ……」
穂波の舌が首筋に触れる
不意打ちで身体がすごい反応しちゃった
『…しょっぱい……』
「…ん……」
背中に腕を回してぎゅっとしてくるから
胸が身体に押し付けられて気持ちいい
やわらか…