第10章 2012

ー研磨sideー




頭から布団を被って
身体を密着させながらキスしてると
穂波の腰はくねくねと揺れはじめ
脚が絡みついてくる







この下着についてる紐は飾り？
それとも引っ張ったら外れるの？








「…紐引っ張ったらどうなるの」







指に紐を絡めながら訊く







『………引っ張ってみて？』







指に絡めたままやんわりと引っ張ると
いとも簡単に紐が解けた






なんで、こんなの履いてるの…






柔らかなお尻を味わうように撫でたり揉んだりしながら
またキスをして舌を絡め合うと
くねくねと腰が動き出して下着がはらりとはだけるのがわかる







穂波の指が下着の上からおれの先っぽをなぞる
くるくると先端に円を描くように指を這わし
そのまま裏の線に沿ってつーとおろすと　また上に上がって
手のひら全体で優しくぎゅっと包む







「……ッ…」






下着の下に手が滑り込んできて
先っぽに直接指が触れる

穂波の指が先っぽを弄ぶとぬるぬるとしたのが溢れてくる
それを先端に塗るみたいにして５本の指で弄ばれる






『…キス、やめないで』






穂波の指の動きがいやらしくて気持ち良くて持ってかれてた

言われるままに穂波の口内を優しく犯しながら
下着の上から胸を揉みしだく




穂波の手はやさしくおれのを包み込んで
ゆっくりと上下に動き出す






「…あー………」






吐息が漏れる

すぐに穂波に唇を塞がれる

…今日はいつもよりキス、したいのかな



胸の突起をくりくりと刺激する

穂波の手の動きもだんだん早くなってくる
裏の筋に指が触れてそのまま動かす

あー………
気持ちいい

…と思ったらまたゆっくりになる




「あ、」




止まっていた舌の動きを再開すると
まただんだんと手の動きが早くなる