第8章 栗と飴玉
ー研磨sideー
一度、事が始まったとき
セーラー服のボタンに手をかけた穂波を止めた。
なんか…着てるのかわいいし。
…おれ、そういう趣味なの?…いや違うと思うんだけど……
それもいいなって思っただけで…
水を飲んだ後、また押し倒されて
くっついてた身体が離れて
上体を見上げる形になったときに
やっぱり身体が見たいって思った
それをそのまま伝えたら
さっきは自然に手をかけてたのに
いまはもの凄く恥ずかしそうに一つずつボタンを外して…
インナーもゆっくりと脱いだ
日焼けが薄れてすこし白くなった、綺麗にくびれたお腹
くびれてるけどちゃんと肉の柔らかさもあって
…黒い下着。前もだった。好きなのかな。
おれは穂波がつけてる黒いの好き。
手を伸ばして肩紐を下げる
脱がないのかな…
『…恥ずかしい……研磨くん、脱がせて?』
…ちょっと、なにそれ
「…ん」
片肘をついて少しだけ上体を起こして
背中に手を回す
ホックを外して、そのまま肩紐をさげる
「…ん。…見えた」
『………』
恥ずかしくなっちゃったからか、動かない。
「…穂波?……動いて?」
『…ん』
そうしてまた腰がゆっくりと前後に揺れる
スカートは履いたままだから全部は見えないけど…
艶かしく動く様はやっぱり綺麗…
前後に動いていた腰が
円を描くように動き出す
穂波の中が一層トロっとして
おれのにまとわりついてくる
目を瞑って頭を揺らしながら
快感に集中してるみたい
穂波は深く入れたまま腰を回すのが多分一番好きなんだと思う
…あーかわいい
露わになった胸に手を伸ばして
突起を優しく弾く
『…んッ………』
優しいままなんだけど
腰の動きが早くなる
『あっ……んっ……ぁっ…』
一層締め付けが強くなるナカ
壁がヒクヒクしてる
おれのお腹に手をついて
穂波は腰を微かに揺らし続けながら
息を整えてる
…イッたのかな
でも倒れないように身体支えてるの?
なにそれかわいい