第7章 アイテム
「…穂波」
お互いの顔がゆっくりと近づいて、額を合わせる。
昨日の続き。
昨日、すごく気持ちよかった。
額を合わせたまま、穂波の息を感じる。
唇に触れようとして、でもまだやめてってしてると鼻と鼻が擦れあう。
まだ触れてないのにお互いの息が
より湿っぽく、より熱くなっていくのがわかる
きっと鼓動も早くなってる。
どちらともなく、唇を合わせる
ゆっくり、味わうように。
『…はぁ………』
吐息が漏れる。
穂波の舌が唇を這う………けど
まだちょっと、焦らしてみる。
啄むようなキス、穂波の唇の感触をもう少し堪能する
もう一度、穂波の舌が唇に触れる…
受け入れると、するすると入り込んでくる
だんだん深くなってくるんだけど……
息継ぎをしたり、顔の向きを変えたり
わざと舌を絡めないように、ちょっといじわるをしてみる。
一生懸命、おれの口を這う舌の感触がいじらしくてかわいい…
焦らされるの、好きなのかな。
穂波の息はさっきより絶対に上がってる
穂波の吐息ごと含むように そっと舌を絡めると
肩がびくっとして、後ろによろめく
咄嗟に背中に腕を回すけど支えきれずに、2人で倒れ込む
組み敷いてるみたいな体制になっちゃた
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