第6章 層
*微裏*
…………。
背中に手を回して
ホックを探すんだけどない。
布団をそっと剥がして作りをまじまじと見る。
黒いレースとか…
知らない内に指が下着の上を這う
『……んー』
指を横に這わせた、真ん中の窪みのとこにあった。
…前にあるんだ。
ホックを外して露わになる胸。
「…綺麗」
……………。
思いつきで外しちゃったけどどうしよ。
「穂波ー。起きよー」
ほっぺをぷにっとする。
…けど、起きない。
よく寝るな…
……………。
そっと肩を押して仰向けにする。
首筋から下に向かって指でつーっと線を描く。
突起に掠るくらいに触れる
反応なし。
少しだけ強くして触り続けてみる。
突起が固くなり出して、身体をもぞもぞしだした。
何本かの指を使って、優しく捻ると
『…あッ…………』
声が漏れると同時に、目を覚ましたみたい。
「…やっと起きた」
そっと唇にキスを落とし、
首筋に舌を這わせながら下へ降りてく。
『………ン…』
固くなった突起を舌で刺激する
転がしたり、潰すように押したり、吸ったり
『ンッ……ちょっと……研磨くん』
「なに?」
咥えながら返事をする
『…買い物行かなきゃ……』
「…ん。そうだね。早くする」
ショートパンツの裾から手を滑り込ませる
まだそんなに触ってないし、と思ったら、
もうしっかり濡れてる…
「………んー…」
早くするって言ったけど財布、下にあるんだよな…
下にはクロ達いるし。
…………。
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