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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第6章 層


ー研磨sideー



クロと周平はちょっと似てるのかも。
意気投合してるようにみえる。



ゲームをしながら、なんとなく思う。



トイレに行くタイミングで、上を見ると穂波の脚が見えて
用を足して2階へ上がると
穂波は揺れ椅子に座って眠そうな目で本を読んでた。


着替えたんだな…


ゆったりした生成りのトップスだけを着てるようにも見えちゃうけど…
アイボリーのショートパンツをちゃんと履いててほっとする。
長袖だけど首回りが空いていて、結構肌が見える。






『…あ、研磨くん。上に来たんだね』

「…ん」




眠くて重たそうな瞼。
いつの間にかシャワーを浴びてたんだ、髪の毛が濡れてる。




『…今日、夕飯食べていく?』

「…いいの?」

『もちろん。あとで一緒に買い物いこ』





眠そうだなぁ…





『…今何時かな』

「…15時半になるとこ」




目を瞑って何か考える。
時間の計算でもしてるのかな。





『……研磨くん、一緒に布団、いこ』

「…ん?」

『ちょっとお昼寝したい。もうお買い物行ったほうがいいんダケド…
研磨くんに横にいてほしい』

「…いいよ、いこ」






穂波は立ち上がって、カップを手にして冷めたお茶をごくりと飲んだ。
相当眠いのかな、うまく飲めずに溢れたお茶が顎を伝う







手を繋いでてぼてぼと歩いて部屋に入る。
穂波は着ていたトップスを事もなげに脱いでそそくさと布団に入る。
すごく眠いのはよくわかるんだけど…




「…なんで脱いだの?」





上半身下着だけ(…しかも黒い)なんて、
昼寝の付き添いにはハードル高い。





『…研磨くんと一緒に入るのに長袖着てたら暑そうだから。
…研磨くん、来て』






眠いんだよね、言葉が簡単でストレートすぎて、
こっちの都合で逆に曖昧に変換されちゃう。





「…ん」





ま、いいや。
眠らせてあげたい。





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