第39章 scenes
『…んッ …ぁ… …研磨くん?』
気付いたら付けずに半分くらい挿入しちゃってた
「…あ、ごめん やば、無意識」
『…ん あッ 待って………』
「…え、いや ダメだよ …っておれが言えることじゃないけど」
『…ん でもこのまま一回、キスだけ……』
「…ん」
ほんとにキスだけで済むって思ってたかな
うん、思ってた。自分にはもうちょっと理性があるって。
でもキスしてたら勝手に腰は奥深くまで沈んでいくし…
そしたら穂波のナカは脈打っておれのをキュウと締め付ける
キスだけでも気持ちよくて止まらなくなるのに…
挿入されてたらもう、止まるわけない
しかも、生ですることなんて普段ないわけだし
気付いたらもう2人ともゴムつけてないこととか忘れてた
やばいよね、相当やばいと思う
脚を広げ、腰を浮かせもっとイイとこにくるように欲しがり続ける穂波。
胸を弄り首筋に顔を埋めながら腰を打ち付けるおれ。
…気持ちいい
なんか今日、いつもの割増で気持ちいい……
ぐっと奥に沈めたまま
ぐりぐりと擦るように腰を回すと
穂波は色っぽく目を閉じてその快感の波にただただ身を任せる
指を絡めて手を繋ぎ、 腰を動かし、
穂波の奥を 奥を 感じる
『…けんまッ …くッ…… あっ もぉッ……』
「いーよ イって」
ビクビクっと身体を震わせ穂波がまた、イった。
また、おれでイった。
それだけで更に硬くなる感じするし、
その上、この表情。 この、身体。
動いたら苦しいよね、わかってるんだけど…
いつも止まれなくなる
だって、穂波のナカは依然として
…いや更に、おれを欲しがるように締めつけてくるし。
「ごめんね、穂波の奥、気持ちよすぎて止まれない」
絡めた指に力を入れぎゅっとしたまま、口を塞ぐ。
小刻みに腰を奥に奥に打ち付け、イきそうになったら一旦緩める