• テキストサイズ

【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第39章 scenes










「動画、再生回数伸びてんな」





先週の土曜にアップされた焼きマシュマロくんたちの動画は、結構評判がいいらしい。

わたしは学校で一度焼きマシュマロくんたちとデータの状態で見ただけだけど
映像、編集、音、どれも良くって一体音駒ってどーゆー場所!?ってなった。

原石というか既にスキルを磨いてる人がいっぱいいる。
あの文化祭のクオリティが影響してるのかな。
それに伴い経験出来ることとか、先生の理解とか
そういうのがあって集まるんだろうか。

ほんと何も考えずに入ったけど、音駒に来てよかった




「コメント欄、穂波のこと書いてる人も多いよね」

『え、そうなのカズくん。…しゃしゃってたかな』

「…どんなコメントだと思ってるの?」

『わかんないけど』

「普通に賞賛だよ。 穂波の場合は特にダンス …と太もも」

『あれ、振り付けすっごい良いよねぇ …ん? 太ももってなに?』

「…ほんと穂波頓珍漢」









「穂波ちゃん、俺はもう準備できたから他校の子が準備できてたらいつでも」

『うん、連絡してみる。ちょっと待ってね』




みんなでわいわいご飯を食べてお腹が落ち着いたとこで、写真を見ることに。
わたしもまだ見せてもらってない。

ストーブのとこの壁に張ったスクリーンに照射するんだけど
わたしの連絡とれる、烏野、稲荷崎、それから鴎台にも繋げるようにしてくれてる。

烏野は仁花ちゃんに連絡をして
1、2年生で体育館にスクリーンとプロジェクターを用意したみたい。

稲荷崎は倫ちゃんに。
侑くんでも治くんでも良いんだけど
謎の喧嘩が起きないかと勝手に気になり倫ちゃんに。

それから、鴎台は幸郎くん。

みんな今日は来れる3年生を呼んで一緒に見ることにしたって。

データで渡せば済むものだけど
離れてても共有するのってアートって感じしない?ってツトムくんが。

お互い…4つの場所にいるみんなの声、反応も聞けるように、みんなの反応が見れるように、
ツトムくんはマイクとスピーカーとカメラを用意して各校に送った。説明書きをつけて。



だから今日、4つの場所で5つの学校のみんなが繋がる。



うちにいるみんなには話してないけど
これはツトムくんの結構大掛かりなインスタレーションだ。


/ 1804ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp