• テキストサイズ

【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第39章 scenes


ー穂波sideー





「あー踊りね、踊りは確かに俺も見たい!
見たいけども!そこから見えないでしょー、一階の人達。
あと穂波さん制服で踊り出すとパンチラしちゃうから今日はやめとこうねー」






そんなことを言うもんだから、恥ずかしくなってしまう。
研磨くんが言ってた、音楽室でどうしようかと思ったけど止めれなかったって。






「ちょっとごめん、聞いたはいいけど俺らなんでも歌えるってわけじゃなくってー
どうしようねー どうしようかねー 穂波さんも歌えるやつー」





円陣を組んで相談することに…





「じゃあ、夏の曲かもだけど…夢の外へ、歌って終わりにしまーす!」





演奏できて、歌えてっていうのは
今みんなが言ってたのの中にあったのは少なくて。
三階の教室から聞こえてきた曲にすっと決まった。
この曲のコレオグラファーさんはすごくいけてる。




だから花ちゃんとレッスンのあと動画観ながら練習して遊んだりした。
ふっくらした男性が踊るから味のある感じになる、
それがまた最大の魅力なんだけど、女性が踊ると本当に綺麗な振り付け。

踊っていて本当に気持ちいのいい振りなんだよなぁ…!






伴奏が始まる…







『あーやっぱ歌えない!お願い!』







金髪くんにそう伝え、
我慢できないから踊ることにした。








実は研磨くんに、スカートの下に何か履いておいてって言われて、
ヨガ用のショートパンツを履いているのだ。

研磨くんはわたしが飛んだり跳ねたり踊ったりすることを見越して
昨日わたしにそうお願い?助言?してくれた。

なので気兼ねなく、脚だって上げちゃえる。
まわっちゃえる。















曲が終わると






「Congratulations on your graduation!
And best wishes for your future‼︎」


ピアノくんが叫ぶので


『卒業おめでとうございまーす!素晴らしい日々を〜!』


便乗してメッセージなんか言っちゃって。




主役はあくまでも卒業生だからって、
打ち合わせの時から話してて。
あとはもうさくっとはける。




おしまい!




楽しかったぁ!









/ 1804ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp