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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第6章 層


ー穂波sideー


始業式。


夏休みが終わり
制服を着て毎日学校に通う日々が始まる。



「穂波〜!」

『芽衣〜!』



芽衣とは夏休みの間に二回会って遊んだ。
他愛もない話をしながらHR前の時間を過ごす。



「…で、孤爪くんとは相変わらず?あれから何かあった?」



芽衣に最後にあったのはハワイから帰ってきてから、宮城に行く前。



『…んー、相変わらず、かな。家でご飯食べたり、石神井公園行ったり、夏祭り行ったり
あぁ、思い出したらむはぁってなっちゃうっ』

「笑 良い時間だったんだね〜 ま、相変わらず仲良しみたいで何より。
HR前の過ごし方も、孤爪くんは相変わらずぽいし」



始業式の日は朝練がないので、今朝は電車で一緒になった。
始業式を終えてHR前の今は席でやっぱり、ゲームをしてる。



『うん、研磨くんはいつでもどこでも研磨くんだから』

「笑 穂波ちゃんもいつでもどこでも穂波ちゃんデスネ」

『…?…どうしたの芽衣?』

「どうもしてないよ〜 あ、先生来た」



HRでは、体育祭のことも話してた。
研磨くんと体育祭の組み合わせ、想像してニヤニヤする。
クラスで縦割りなので、研磨くんや芽衣と同じチームになるんだナ。



HRが終わって研磨くんのところへ行く。
研磨くんはお弁当を食べて、午後から部活。



「…穂波は今日、帰るの?」

『うん、カズくんが来てどこかでスケボーするかも』

「………練習みてけば?………時間あるなら」

『わわ!良いのかな。…うん、少しみて行こうかな。食べ物買ってこようかな。』

「………ん。(…かな。かな。かな。って言ってる)」

『じゃあ、何か買って食べてくる。それから見学させてもらうね』

「…ん。行ってらっしゃい。」







折角なのでいつもあまり行かない、
駅とは反対方向にあるパン屋さんへ行って、サンドイッチを買った。

部活の差し入れってなにが良いんだろ…
小さな公園で食べながらぼんやり考える。



結局コンビニでゼリー飲料を人数分、買った。
これなら今日食べなくても取っておけるし、
そのうち食べるタイミングがありそうかなとか思って。
ど定番かもだけど初めてでちょっといろいろ考えた。










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