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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第36章 たぬき


ー研磨sideー





ご飯はやっぱりちょうどよかった。

すきなおむすびの具聞かれたけど選べなくて3つくらい言った。
そしたら全部入ってた。

穂波が食べたい2つも追加されて5種類になってたけど、
子供の頃のお弁当みたいな小さいサイズで全部食べれた。

穂波のおむすびおいしい。すき。






お腹が落ち着いてから風呂に入って、
今は階段上のスペースでドラマを観てる。

SUITSか、孤独のグルメってやつかって言ってて。
おれはゲームしたかったから日本語のやつにしたんだけど、
なんか面白くっておれも観ちゃってる。
それに、すごい美味しそう。

やきとりと焼きめし…






『ねぇ、研磨くん』

「…ん? 笑」

『え、なんで半笑い?』

「え? 笑 笑ってないよ」

『いやだいぶにやけてるよ』

「…いいから、何言おうとしたの?w」

『…今度、やきとり屋さんいこう』

「ふはっ 笑」

『………』






多分…あさりチゲとか、けんちん汁とか、トンカツとか
そういうものだったらある程度穂波は我慢できるんだと思う。

でもやきとりってなんか店の方が美味しそうだ。
それに…すごいおじさんっぽい。

だから穂波、きっと食べに行きたくなるって思った。







「うん、行こう。この店でも、違うとこでも」

『………』

「ラーメン、おでん、やきとりって…笑」

『………』

「あはは、だめだおかしい。 ごめん、うるさくして」

『ううん、いいの。研磨くんが笑ってるの見るのはすき』

「くっ 笑」

『………』





穂波はまた、ドラマに目線を移す。





…作るものは、基本和食。
でも洒落た感じも普通〜に作るし、
洋食、アジアンなんでもできるっぽい。

素材とか、一人の時に食べてるものとか、
基本ヘルシーって言われる感じだと思う。

でも外食になると途端におじさん感が出るのはなんなの…

ほんと、かわいい。







『あああ、研磨くん研磨くん』

「…笑」






つくねを変わった食べ方で食べてて、興奮してるみたい。
斬新だけど、確かに美味しそう …な気がする。








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