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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第30章 rollin’ rollin’


ー研磨sideー





12月2日(日)





部活の後、周平ん家に来た。

春高まで約1ヶ月。
いろいろ差し迫ってて、クロはパスするって。







確かにすごいかっこいい家。

中庭がある。
完全プライベートな庭。

中庭に面した壁はほぼガラス。
でっかいガラス。2階までガラス。

木造だけど、穂波ん家の温かい感じとはまたちょっと違って、
ちょっと無機質な感じが加わってて、かっこいい。
木と、打ちっぱなしのコンクリの部分と、アイアンっぽい冷たい感じと。







「…ていうか床暖よすぎ。床暖ほしい」

周平「…笑 研磨ん家、床暖にしたら研磨動かなそうだな」

カズ「いや逆に動けるんじゃない、こたつから出れる」

ツトム「いやでも、今現に研磨くん肩までこたつ入ってるし 笑」

カズ「…まぁ、ここではやることないし」







こんなかっこいい家に合うこたつがあるんだな、とか。
発見。



周平の他の友達とか来たらどうしよう、
うぇーいの人たち…って思ってたけど、
今日はこの4人だけらしい。




…なんの集まり?って感じだけど、まぁ疲れないし。
穂波がいなくても、このメンバーなら平気だ。






カズ「普通に周平、シーズン始まってるけどね」

周平「だって予定全然合わねーんだもん。今日奇跡的」

カズ「こんなとこ居て言いわけ?来月x-gameとか信じらんないんだけど」

周平「もう来週から日本いねーもん。だから今日で今年最後」

カズ「…ねぇ研磨ってどういう感じで練習してんの」

「…え。 普通に。 程よく」

周平「…笑 程よく」

カズ「だよね、スポ根研磨とか見たくない」

ツトム「…見たくないって 笑」

周平「まぁ、でも筋トレとか走り込みとかそれなりにはやってんだろ」

「…それなりにね、ほんとおれ、多分音駒じゃないと無理だと思う。
ていうか猫又監督のチームじゃないと」

カズ「あぁ、あの研磨のいるとこにボールが綺麗に返るのはあの監督のやり方なの?」

「んー、まぁおれがもっと動くやつだったら、あそこまでAパスに拘らないだろうけど… おれだし」

周平「いろいろ、程よいんだな 笑」







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