第29章 山茶花
ー研磨sideー
『研磨くん、何か… 下に敷く? …ここで、その… するなら』
脚がこたつに入ったままだからか
火照って一層ほわんとした表情してて可愛すぎる。
その目で見つめながら
名前呼ばれたり、すきって言われると
すごい単純に心も身体も反応する
「…あ、そっか 穂波いっぱい濡れるもんね」
『………』
「…タオルとってくる」
『…じゃんけんする?』
「ん?」
『寒いかなぁって… 下履いてないし』
「…んー、いいよ。穂波は上も着てないし」
こたつから出ると暖房の効いた部屋でもちょっと下半身が寒く感じて、
廊下に出ると流石に結構ぶるぶるってなった。
足早にタオルを持ってきて、そそくさとこたつに潜り込む
『…ふふ ありがとう。研磨くん』
肩までこたつに入ったおれに合わせて、
穂波もこたつの中に這い降りて顔の位置を合わせる
お互いに横向いて向き合って腰に腕を回し、
穂波はこたつの中で脚を絡めてくる
ねっとりと口付け、舌を絡めながら
さっき持ってきたタオルを穂波のお尻の下あたりに敷く
下着を脱がせ、おれも服も全部脱いで2人とも裸になる。
穂波の片膝を抱えるように持ちあげて
そのまま穂波にあてがいゆっくりと沈めてく
根元まではいるとそのまま腰は動かさないで
互いの頭の下に腕を回し、脚もお互いに絡めあってぎゅーとくっつく。
更に奥に沈んでく感じがする
すっごい密着してて… いいかも
『…研磨くん』
すぐそばで息がかかる距離でおれの目を見つめながら穂波が呼ぶ
「…ん?」
『これ、すき 研磨くんとほんとに一つになってるみたい』
「…ん なってる くっついてる、いっぱい」
『…ん』
「…ッ……」
別に大したこと言ってないのに穂波のナカがキュウと締まって
おれのをさらに吸い込むみたいにする