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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第27章 アップルパイ






「なーにお前ら神妙な顔して」




部室で着替えてると夜久くんに声をかけられる




「いや、軽ーい気持ちで始めた話が想像以上にパンチがあって…」

「ぁん?なんだそれ、どういう意味?」

「ちょっと俺もまだ消化できてねーからまた後日機会があれば。
っつーか、夜っ久んも直接聞けばいいわ。あ、でも夜久は普通に受け流しそうだな…」

「なんだ黒尾意味わかんねー 誰に聞くんだよ。あ、研磨?
何、昨日なんかあったの? え!もしかして子供できたとか!?」

山本「こっ 子供!!??」





夜久くんの突拍子もない憶測による発言に部室がざわつく




「…はぁ できてないから。 ちゃんと避妊してる…」

クロ「おい研磨、お前つけないでしたことあんな?」

「ちょっとクロやめてよ。今、そういう話じゃない」

クロ「それはそうだけども、大事な話だからなぁ〜 ちゃんと俺言ったよなぁ〜?」

「大丈夫だって、大事にしてる。いつもつけてる」

山本「ちょちょちょ… 待てっ ついていけてないぞ、俺は」

夜久「だから山本は今更なんだっつーの。今日も研磨の首にキスマークついてんじゃねーか」

山本「キッ キスッ… はぅあっ!」




いち早く着替え終えていた虎は部室を飛び出して行った。

…穂波が体育館に先にいってボール出してくれてるから
多分、余計に騒がしいことになるんだろうな、とかぼんやり思う。




海「めんどくさがらずにこういう誤解はちゃんと解いておいた方がいいぞ、研磨」

「…避妊してるし、子供できてない。まだ今じゃないってちゃんと話してる」

クロ「まだ、とな? いいねぇ、未来があるねぇ〜」

「クロ、いい加減にして。 みんなして朝からなんなわけ」

夜久「あ、研磨がイライラしてる」

灰羽「流石に今は俺でも分かったっす!」

「父さんも母さんもおかしかったし… はぁ… おれもう疲れた。今日朝練やだ」

クロ「まぁ夜久、聞くのは研磨じゃなくて穂波ちゃんな。穂波ちゃんのぶっ飛んだ話。
 何がぶっ飛んでるって、ぶっ飛んだ話をすげー普通〜な事のように話してくるとこな」

夜久「ふーん。 後で聞いてみるわ」

クロ「…ふーん、て。 まぁ、いいけども」





虎がおれにぎこちない空気を出すなか、朝練が始まる。












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