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Identity5【第五人格】乙女のままで

第2章 始まり



ハンターが言ってることは、きっと嘘だ。


心配になった、とかどの口が言うのよ。


全部貴方のせいなのに。


言いたい事を抑えて、ハンターが早く出るように言う。


『…私は大丈夫、なので…、リッパーさんはもう、戻った方がいいんじゃないんですか』


2人きりは嫌だ。


助けて欲しい。


エミリーさん、ウィラさん、イソップさん、それに…アンドルーさんだっていいから。


「ジャック」


『え…?』


急にハンターがそう口にして、私はなんのことか分からなかった。


「私の名ですよ。」

「ジャック、そう呼んでください。」


そう言ってきたけど、絶対に言ってやるもんかと心の中で思った。


ハンターのことを睨みつけていると「ふふっ、可愛いですね」と口にした。





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